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第8回 【犯罪者】

 ある男が電車に乗っていたら、突然隣の女性に腕を掴まれ「この人痴漢です」と叫ばれた。何が何だかわからず、駅員に事情を説明するも、女性側には友人の目撃者がいる。男はもちろん痴漢でないことを主張するが、証拠などあるわけがない。ここで男の選択肢は二つ。「否認し、逮捕・拘留を恐れず、長い時間と多額の裁判費用を覚悟の上、無実を証明するため裁判で戦い抜くか」「全く身に覚えのない痴漢を認め、慰謝料などを含め謝罪するか」のどちらかだけ…。
 これは架空の話ではありません。先日のテレビ番組で「痴漢をでっち上げ、金銭を要求する」女性二人組がその手口を明らかにしていました。ひどい話ですが、二人組も実際に痴漢の被害にあってこの手法を思いついたそうです。また、痴漢で嫌な思いをされたお方の神経を逆なでする文面であったなら、お許し下さい。
 実は「ある男」とは私か、あなた、あるいはあなたの夫(父)であり得るのです。
 極端な例を挙げましたが、突然、様々の理不尽な目に遭わなくてはならず、それを避ける方法もないのが私達の生きる世界です。それを仏法では「娑婆」、諸々の苦しみを堪え忍ぶ世界と説きます。だからこそ、娑婆に真の仏法の救いが成就されているのです。道徳、法律では守られぬところに、仏様はその御手を差し伸べて下さるのです。

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