So-net無料ブログ作成

第79回 【言い分】

 現代人「昔は良かったですよね。環境汚染も地球温暖化も資源枯渇も交通事故も無くて…」
 江戸時代の人「何を言うか。民は虐げられ、直訴すれば切り捨て御免。口減らしの為の身売りなど、本当に生命が軽んじられているのだぞ。」
 戦国時代の人「そうさ、戦に明け暮れ、飢饉(ききん)も度々さ。殿様の命令一つで敵陣へ突進するんだぞ、死にに行くんだぞ、出来るか!」
 架空の会話ですみません。いつの世にも人は苦しみ、いつの世にも満たされることは無かったのです。それはこれからも変わることはないでしょう。「明らかに物事を見つめ、つまびらか(事細か)にし、その上で思い切る、断念する」ことを『諦(あきら)める』と言います。だからこそ諦とは「さとり」そのものなのです。
 満たされないままの私を目当てとし、お救いの手を差し伸べて下さっておられるのが御仏様です。その御手を頼りに悟りへと歩む、それが仏道です。

共通テーマ:日記・雑感