So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

【仏様との出遇い】(弘教寺だより 平成30年9月号掲載)

 坊さんは仏様を信じているなら、強がらないで仏様に願い事をすれば良いじゃないか…直接そんなご意見を伺ったことはありませんが、そうお考えのお方もいらっしゃるかも知れません。一つ申せることは、正確には「坊さんは仏様に願いごとをしただけでは叶わないことを信じている」のです。
 浄土真宗は仏様と出遇う教えです。それはそのまま、「仏様、本当のことを教えて下さい。聞きたいです。知りたいです」という自分との出遇いです。「もっとちゃんと生きよう、生き直そう、今から出来ることやろう」という自分との出遇いです。「真面目に一生懸命生きたいです」という思いを仏様は聞いてくださるのです。もちろん煩悩だらけの我が心は真面目に生きることを望みながら、一方で休もう、怠けようとばかり考えていますが…。
「このままでいい」と思う人には阿弥陀仏は要りません。仏は私に「そのままでいい」なんて一言もおっしゃっていません。ただ、「そのまますくう」とおっしゃい続けます。このまますくわれていくしか他に生きる道の無い私。だからこそ感謝の思いから、ほんの少しでも何かは出来るんじゃ無いかと思う私です。